叶うはずのない恋愛
「何で?俺と紗紀にも言えねぇの?俺とお前親友だろ?」


確かに夏川は親友だよ…。きっとただの親友ならあたしは夏川に言っていただろう。でも夏川…。あなたはあたしにとって親友兼好きな人なんです。そうなったら話しは別。


「親友だよ…?ねえ、夏川。あたしも一つ質問していい?もしね、夏川の親友がね自分と好きな人被ったらどうする?しかも親友の好きな人は夏川の好きな人と両思い。夏川の好きな女の子は夏川の親友で男としてみてくれなくて恋愛相談をしてくる。そんな時、君はどうする?」


口からでた言葉はこんな質問だった。夏川なら一体どんなAnswerをだすんだろう。
今聞いた質問は今のあたしと全く一緒の状態。


「なんだよ…。いきなり。」


夏川はそう言って笑った。
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