叶うはずのない恋愛
「あたしは行けるけどかえ達は大丈夫?」


結衣は遊園地とかが大好きだから瞳が輝いていた。結衣があたしも行こうかな?


「あたしは大丈夫。」


あたしはそう返事をした。


「かえ行くなら俺も行く。」


蓮はそう言ってあたしの髪を撫でた。蓮って結構クールに見えるけど全く違うんだよね。


「蓮行くなら俺も行く。」


五十嵐もどうやら行くらしい。紗紀と夏川のデート現場みるとは言え遊園地なんて久しぶりだから少し楽しみだな…。あたしは少し心が沈んでいた反面心が弾んでいた。


「それじゃ、土曜日に8時ぐらいに駅前だな。」


いつの間にかイベント好きな五十嵐がしきっていた。


「洋服悩むなあ…。」


紗紀がそう呟いたのが聞こえた。確かに洋服悩むもしれない。普段は制服だしね…。好きな人の前では尚更可愛くいたいよね。


「ならさ、あたし達女子組は放課後ショッピングでも行かない?」


結衣のその提案にあたしと紗紀はのる事にした。


「早く土曜日になってほしいかも。」


夏川はそう言って芝生に寝転んだ。制服汚れるかもしれないのによく寝転べるな…。あたしはそう思いながらご飯を食べ終えた。
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