叶うはずのない恋愛
気付いたらあたし達は会話を終えていたみたいでもうベッドの上に居た。どんな話をしていたかすら覚えていない。あたしはベッドから降りカーテンを開けた。今日一日快晴だったからか空には綺麗な星と三日月が輝いていた。あたしは窓辺近くのソファに腰掛け本棚から本を取り出してスタンド電気をつけた。綺麗な空でも見ながら読書でもしよう。そう思った時意識は夢の中へと堕ちていった。

ピピピッ。ピピピッ。
機械音が鳴り響く。本を読もうとしてソファの上で寝ちゃったらしい。体が痛い…。少し伸びをしてた。今日は土曜日。約束していた遊園地の日。結局洋服何にするか決めてない。只今の時刻は朝の5時。まあ、余裕かな。あたしはそう思いながらクローゼットの中を見渡した。まだ6月とは言え遊園地は人込みで人口密度が高いから暑いだろうな…。あたしはそう考えながら七分丈の黒色な動きやすいジーンズを取り出した。
普通なら、スカートを履いていくんだろうけど、あたしにはそんな格好する必要性ないしね。
上はこの前買ったキャミを来て七分丈の長袖を羽織った。
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