もう一度君に逢えたなら
「つ、いたっ…。」


rose、と書いてある看板。

まだ1回しかきたことはなかったけれど

道を間違えることはなかった。


「……中、入るのは迷惑よね…。」


私は、店の入り口の隅にしゃがんで

月島君が出てくるのを待った。
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