もう一度君に逢えたなら
「…っごめんっ。」

「ってぇー。」

「ごめんっ、大丈夫っ!?」

「……ばーか。これくらいなんてことないっての。」


心配しすぎ、と柚裡は私の頭を撫でた。


「……もう。」


これくらいで赤くなっている自分が悔しくて

私は顔を背けた。
< 128 / 364 >

この作品をシェア

pagetop