もう一度君に逢えたなら
「みーことー。…準備、出来た?」

「あ、うん。」


私の仕事が休みに入ってすぐ。

柚裡も休みを合わせていてくれたみたいで

少しだけどこかに、遠出することになっていた。


「……美琴って、海とか好き?」

「うん、好き。」

「じゃあ、海行こ。」

< 260 / 364 >

この作品をシェア

pagetop