もう一度君に逢えたなら
「ん……、美琴…?」

「あ、ごめん、起こした?」

「いや、へーき。」

「そっか。」


本当は、大丈夫?って声をかけたい。

でも、私が心配すればするほど

柚裡が無理してしまうことくらいわかる。


だから私は、出来るだけ普通に

柚裡の前ではしていたいと思う。
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