もう一度君に逢えたなら

Story7

そして、数週間後。


「ほら、行くぞー。」

「あ、うんっ…。」


ふわふわしたコートにワンピース

高いヒールと、慣れないものだらけ。


「………ん、似合ってる。」

「あ、ありがと。」


少し前に、柚裡が揃えてくれた服。

そんな風にじっと見られると、さすがに恥ずかしい。
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