もう一度君に逢えたなら
「………もう、2年くらい経ったかしら。」

「…はい。」

「もしかして、毎日通ってくれていたの?」


私はその言葉に頷いた。


「柚裡も幸せものね。」

「………それは、私のほうですよ。」


私が言うと、急に神鈴さんは困った顔をして

私に言った。
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