もう一度君に逢えたなら
私の言葉に、神鈴さんは驚いていた。


「私の気持ちが消えるまでは、柚裡のことを好きでいさせてください。そばにいさせてください。」


私は精一杯頭を下げた。

顔を上げると、神鈴さんは固まってしまっていて

私は会釈をして、病院の中へ入った。
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