もう一度君に逢えたなら
そっと、ベッドに腰を下ろそうとする。

でも、怖くて

足も、膝もがくがくする。


「………座る、よ…?」

「………早く。」

「いなくならない…?」

「………絶対、いなくならない。」


私は目をぎゅっとつぶって

ベッドに座った。
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