もう一度君に逢えたなら
「……あのさ、あたしはその男のことわかんないけど、みこのことはわかってるつもりだよ?」

「……うん。」

「…あたしがみこと一緒にいて、そんな顔したみこは初めて見た。…だから、もう一回話した方がいいと思う。」


もう一回、話す。

もう一度、会いに行く。


…そんなの、怖くて身体が動かない。
< 97 / 364 >

この作品をシェア

pagetop