純恋イケメンガールを好きになる!





「りんー、帰ろ?」


「え? 康介は?」


「なんかー、友だちと帰るってさ。」


「ふーん……。」



そのときは、別に康介がいないなら、遠慮する必要も無いなって思って。


居残るための嘘の理由もつけず、久々に純恋と2人で帰ろうとした。



だけど


「あ……、ヤバい。あたし、ノート学校に忘れたかも。」


「えぇー、ノートー?」


「うん。あー……やっぱ無い。ごめん、純恋。あたし取りに戻るよ。」


「別にいいじゃん、ノートぐらい。」


「あたしはあんたと違って勉強するの。それに確か宿題出てたし……。」



あたしはノートを取りに、学校へ戻った。





< 136 / 259 >

この作品をシェア

pagetop