純恋イケメンガールを好きになる!
「りんー、帰ろ?」
「え? 康介は?」
「なんかー、友だちと帰るってさ。」
「ふーん……。」
そのときは、別に康介がいないなら、遠慮する必要も無いなって思って。
居残るための嘘の理由もつけず、久々に純恋と2人で帰ろうとした。
だけど
「あ……、ヤバい。あたし、ノート学校に忘れたかも。」
「えぇー、ノートー?」
「うん。あー……やっぱ無い。ごめん、純恋。あたし取りに戻るよ。」
「別にいいじゃん、ノートぐらい。」
「あたしはあんたと違って勉強するの。それに確か宿題出てたし……。」
あたしはノートを取りに、学校へ戻った。