純恋イケメンガールを好きになる!
『ありえねぇ……ありえねぇー!! せっ、先輩が女とか! 本当嫌すぎるんだけどー!!』
泣いたと思ったら叫んだ芦谷。
芦谷、部活の時より声出てないか?
ていうか。
『え、なんで俺泣かれてんの? そこ、普通なら喜ぶんじゃないの?』
芦谷は男、俺は女の子
願ったり叶ったりな気がするんだけど。
顔を俯かせていた芦谷がバッと顔を上げ、鋭い目で俺を睨みつける。
えぇえー…………。