純恋イケメンガールを好きになる!





慌てて更衣室に飛び込んで、急いで制服に着替える。



部活のときと違って部員がいないから、いつもより着替えるのが楽だ。


ちなみに、体育の授業とか部活のときは、大抵いつもトイレで着替えてる。



「……汗臭っ!」



スッと香った自分の首元。


矢を何本も打ち込んだだけあって、それなりの臭いを占めている。



「シャワー浴びたい……。」



思わずそうぼやくけど、そういうわけにもいかない。



鞄に入れていた香水を緩く自分に振りかけ、できるだけ臭いを消す。


体臭はあんまり無い方だけど、やっぱり気になるものは気になるから。



それにほら……さっきまで、芦谷と結構近い距離にいたし。


臭いって思われてたら嫌だし……。





< 155 / 259 >

この作品をシェア

pagetop