純恋イケメンガールを好きになる!
「うっせーよ。気にすんな。」
何だよー……。
秘密ごととか、なんか寂しいじゃねぇか。
「早く部活行け。じゃなきゃオレがおまえの頭、弓で狙い打つぞ。」
「直ちに部活に向かいまーす!!」
気になるっちゃ気になるけど、それは無理矢理志島から聞き出すほど、俺に勇気は無い。
……そりゃあ、ものすっっっごく気になるし、無理矢理にでも聞きたいけどさ……。
「純恋!!」
鞄を肩にかけ、今度こそ教室を出ようとした瞬間、またもや志島に声をかけられた。
「ここ最近、変わったことねぇよな?」
変わったこと……?
…………。
「ねぇよ? てか変わったことって何?」
「…………いや、それならいい。」
変な志島。
お昼休みのときは普通だったのになぁ。