純恋イケメンガールを好きになる!





「うっせーよ。気にすんな。」



何だよー……。


秘密ごととか、なんか寂しいじゃねぇか。



「早く部活行け。じゃなきゃオレがおまえの頭、弓で狙い打つぞ。」


「直ちに部活に向かいまーす!!」



気になるっちゃ気になるけど、それは無理矢理志島から聞き出すほど、俺に勇気は無い。



……そりゃあ、ものすっっっごく気になるし、無理矢理にでも聞きたいけどさ……。



「純恋!!」



鞄を肩にかけ、今度こそ教室を出ようとした瞬間、またもや志島に声をかけられた。



「ここ最近、変わったことねぇよな?」



変わったこと……?


…………。





「ねぇよ? てか変わったことって何?」


「…………いや、それならいい。」



変な志島。


お昼休みのときは普通だったのになぁ。





< 161 / 259 >

この作品をシェア

pagetop