純恋イケメンガールを好きになる!





文化祭のあの日、半ば無理矢理交換されられたアドレスに、不本意だけど連絡を入れる。


本当に、本当に不本意だけど……!!



『純恋先輩、見つかりました。今保健室で眠っています。』



実は純恋先輩を探しているときに、志島先輩とあの女の先輩……もとい、尾方先輩にメールを送っておいた。


その方が、いち早く先輩を見つけられると思ったから。



志島先輩はバイト中だったらしく、少し遅れてきた返信には『知るか』としか書かれていなかったけど、きっと心では心配してたんだと思う。


そのあと見たら、『見つけたら連絡寄越せ』ってメール入ってたし。



尾方先輩はまだ学校の図書室にいたらしく、おれが連絡すると一緒になって探してくれた。



……まっ、結局純恋先輩を見つけたのはおれだけどね!!





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