純恋イケメンガールを好きになる!





思わぬ登場人物に、あたしが1人混乱していると



「なっ、何!?」



遊瀬くんの指が、あたしの目尻に触れた。



「いや…………。……もしかして、泣いてた? 赤くなってる。」


「こ、これは……っ。」



「何だったら俺、話聞くけど。」



へ……は?


本日2回目の"へ”ですが、何か。



「……なんか俺、藤崎のこういう顔みたくないかも。」


「遊瀬、くん?」



「藤崎は笑ってた方が可愛い。」



顔が、熱くなる。



もしかしたら、新しい恋は案外身近にあるのかも。





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