きゃらめるみるくてぃー
しばらく走って着いた先は超がつく程、綺麗で高級そうなビル。


こんなところは無縁なあたしが呆然とビルを見上げていたら、優しい方が説明してくれた。


「ここに事務所があります。
詳しい話しは中でしましょう」


3人でエレベーターに乗り込み、最上階に上がる。


一番上デスか…


「さ、入ってください」


中に促されて入ってみると、とても綺麗な事務所だった。


んだけど…


「おかえりなさいやし」


中にいた2人が中腰で頭を下げた。


…いやいや、この事務所にものすごく不釣り合いなんですけど?


『あの、つかぬ事をおうかがいしますが…
あなた達は何屋さんでしょうか?』


お願いだからまともな職業を言って!


「ヤクザだ」


あたしの祈り虚しく、一番関わり合いになりたくない答えを言ったのは…黒いオーラの奴。


そう言った奴の顔は、何てゆうか…悪人顔そのもの。


『…ヤクザでもこんな綺麗なオフィスが事務所なんだ』


あ…
つい口がすべっちゃった…


あたしの余計なひとことに部屋にいた2人はあわててあたしに飛び掛かって来た。


「おまえ、何て口の聞き方…!」


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