きゃらめるみるくてぃー
龍の言葉に顔をあげた瞬間、目の前にドアップで龍の顔。


唇には柔らかい感触。


頭を手で抑えられてて逃げられない。


『…んッ……!』


龍キス上手すぎ!


『待っ…て……』


酸素!


あたしは酸素を求めて息を吸い込んだ。


ヒュッと音が鳴り、肺に空気が入りこむ。


「待てねぇな。
こんなんで息あがってて大丈夫か?」


ニヤリと笑う龍に、背筋がゾクゾクとした。


龍はあたしの舌を絡めとり、吸い上げたり、甘噛みしたりする。




< 9 / 71 >

この作品をシェア

pagetop