秘密だらけ。
來(ライ)と弦(イト)
あたし達は、学校が終わると毎日、紅蘭の倉庫に行く。
「だぁー!!疲れたー!」
実弦が叫びながら眼鏡とカツラをとって、総長部屋にある大きなソファーに飛び込んだ。
「実弦なんて疲れないでしょ…。あたしなんてバリバリいじめられてんのよ?」
毎日疲れるったらありゃしない…。
「俺だって結構神経使うぞ?目立たないよーに目立たないよーに…って。」
あー、はいはい。