学校日和
2章
ムシムシとした暑さが続く。

もうここ数日、猛暑日が続いて、夏の到来を

感じさせる。

今日は文化祭の役割分担を決める日だ。

もちろん大橋は演劇の主役。

その他のイケてるやつや可愛い女子も

演劇の役者と決まっていく。

颯大はもちろん裏方をやるつもりだ。

「颯大は役者やるか?それとも裏方やる?

好きな方選べよ」

大橋が言うと、颯大は大橋の威圧を感じなが

ら答えた。

「ああ、裏方でお願いしてもいい…?」

颯大は裏方に決まった。

「ねえ大橋くん!まだいじめられっこ役が決

まってないよ!どーするの?」

クラスの女子が言った。

「あぁ…そうか、この役はだれもやりたくない

よな…w だから、まだ役が決まってない人と

裏方に決まった人でじゃんけんして決めてく

れ」

じゃんけん大会が行われた。

颯大が負けた。

「颯大…悪いなw」

「仕方ないよ、がんばるよ」

これがきっかけで、彼の人生は大きく変わっ

ていくことを彼はまだ知る由もなかった。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop