オタ女子奈都子
真実のその先に
「取り敢えず出ようか」と山本は私の肩を抱きお店を出た。
駅まで向かう交通機関はタクシーしかない為、駅に向かって2人歩き出した。
「今日は残業なの?」
また逃げてしまわれるのが怖くて山本のスーツの裾を掴みながら話してる。
「今日は仕事が終わらなくて残業してたんだ。これから帰る所。」
ビクビクしながら話している山本。
これは疚しい事がありそうだな
「ふぅん?ねぇ1度家に帰ったよね。メッセージも見たよね?何で携帯置いて行ったの?」
山本の態度に頭はきていたが責め立てる事はしたくなかったから気持ちを落ち着かせながら聞いていった。
「あの、ごめんなさい。
ちゃんと謝らないといけないと思ってたけど、ナツと話して別れ話が確定になるのが怖かったんだ。
携帯置いて行ったのは話し合いするのが怖くて現実逃避してた。」
緊張した面持ちで言った。
亜美さんが言った通り"ヘタレ"だな
「他には?疚しい事ないの?」
と私が聞いたら一呼吸置いてから
「ご免なさい。自暴自棄になって1回だけ合コンしました。
でも飲み会だけで終了して漫画喫茶で寝泊まりしてたんだ。」
おい、おい、暴走しすぎだよ!
たまらず私は山本にこうぶつけてみた。
「私から逃げてたんでしょ?」
もう一発蹴りをおみまいしたい気持ちになったがグッとこらえた。
「ナツ、怒ってる?もう別れたい?」
私にお伺いを立てきた。
頭には来てるけど追及してもいい事はない。
大事なのは私から逃げないで向き合う事。
じゃないとまた逃げる。
「これからは何でも話して。山本の事知れるの本当に嬉しいんだから」
山本の手をギュッと力強く握って言った。
「うん。ありがとう」山本はホッとした顔を見せ目には涙を浮かべていた。
その姿に私は愛しくてたまらなくなってしまった。
もう母性愛が出てきてる?
駅まで向かう交通機関はタクシーしかない為、駅に向かって2人歩き出した。
「今日は残業なの?」
また逃げてしまわれるのが怖くて山本のスーツの裾を掴みながら話してる。
「今日は仕事が終わらなくて残業してたんだ。これから帰る所。」
ビクビクしながら話している山本。
これは疚しい事がありそうだな
「ふぅん?ねぇ1度家に帰ったよね。メッセージも見たよね?何で携帯置いて行ったの?」
山本の態度に頭はきていたが責め立てる事はしたくなかったから気持ちを落ち着かせながら聞いていった。
「あの、ごめんなさい。
ちゃんと謝らないといけないと思ってたけど、ナツと話して別れ話が確定になるのが怖かったんだ。
携帯置いて行ったのは話し合いするのが怖くて現実逃避してた。」
緊張した面持ちで言った。
亜美さんが言った通り"ヘタレ"だな
「他には?疚しい事ないの?」
と私が聞いたら一呼吸置いてから
「ご免なさい。自暴自棄になって1回だけ合コンしました。
でも飲み会だけで終了して漫画喫茶で寝泊まりしてたんだ。」
おい、おい、暴走しすぎだよ!
たまらず私は山本にこうぶつけてみた。
「私から逃げてたんでしょ?」
もう一発蹴りをおみまいしたい気持ちになったがグッとこらえた。
「ナツ、怒ってる?もう別れたい?」
私にお伺いを立てきた。
頭には来てるけど追及してもいい事はない。
大事なのは私から逃げないで向き合う事。
じゃないとまた逃げる。
「これからは何でも話して。山本の事知れるの本当に嬉しいんだから」
山本の手をギュッと力強く握って言った。
「うん。ありがとう」山本はホッとした顔を見せ目には涙を浮かべていた。
その姿に私は愛しくてたまらなくなってしまった。
もう母性愛が出てきてる?