H/D

「亜耶乃！！！！」

「あら？妖怪さんじゃなぃ。」

「・・・っ――。こっち来て。」

「ごめんなさい。妖怪さんとじっくり話す気はないの。」

亜耶乃こんな子だったの？？

「亜耶乃って、司になんか言ったの？」

「なんにもいってないけど。」

「嘘つかないで。」

「そんなの！司に聞けばいいじゃん！！」

「え・・・。私は亜耶・」


「あぁ、そう言えばあんた超能力使えるんだったね。透視しちゃえばいいんじゃない？？」


「嫌だよ！私、まだ亜耶乃と仲良くしたいよ！！だから亜耶乃から逃げたくないよ。なのになんで・・。」


ガラッ


「私も司が好きだった！！！なのに、司は私よりあんたを選んだ。悔しかった。私は雛よりはかわいいし、頭いいのに！！！だから、私はあんたをイジメて司を脅した。」


「そぅだったのか？」

「え？」

後ろには司が立っていた。

さっきのドアが開く音は司が入ってきた音だったのか・・・。