一年の恋。一年後の恋。


次の日からはちゃんと誠を見送り
家事をこなし、夕食を作り
誠を迎える事が出来た



「なんか、幸せ」


そう言って笑ってくれる誠



一緒に暮らし始めて
身体を重ねる事が出来た



明日はまだ仕事……
だから、無理はできない

そう思ったんだけど
誠は何度も私を抱いてくれた


幸せすぎて涙が出た。




デートの約束の日
どこに行くか知らされていない私は
朝からそわそわしていた



「行こうか」


そう言って手を取ってくれる誠
二人で歩いて出掛ける


車かと思えば歩きか…
ますます行き先がわからない


電車に乗り、たどり着いたのは
都内でも高級と言われているホテル


ホテル?……ここでランチでもするのかと思ったが、今は二人でロビーにいる
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