一年の恋。一年後の恋。
「ごめんなさいね、おまたせして」
ごめんなさいね…
この口調は、社長ではなく
誠の母として……の話だ
『いえ、大丈夫です。お話とは?』
「真紀さん…実はね……」
そう言って一通の封筒を出してきた
その封筒を見て私はゾッとした
『……これ……。』
私は封筒を手に取り
中身を確認した
中身は手紙一通
【笹森真紀を解雇すれ これは警告だ】
『これ……どこに?』
「うちのポスト……真紀さんもしかして心当たりあるの?」
心当たりなんてない
けど……知らんぷりはできない