一年の恋。一年後の恋。
そして、私はさっき受けた違和感を
拓海に伝える事にした
『拓海……、違うかもしれないけど、受付にいた女の人って……』
もしかしたら、拓海の彼女?
そう聞こうとしたら
「真紀っ!彼女が何かした?」
被せるように言ってきた
『……拓海?』
拓海はバツ悪そうに話し出す
「……あの子、俺らが付き合ってた時……浮気相手だったんだ……あっ、けど真紀が居なくなって、真紀のこと大事だってわかって、付き合うとかしなくて、その関係は辞めたんだ」
あー……だからあの態度だったんだ
ん?けど、私……名乗ってないのに
なんで、私が元カノってわかったの?
『ねぇ、拓海……彼女って私のこと見たことある?』
「いや、見たことないと思うよ。……あ、けどあの当時、スマホの画面を真紀にしてたから、それで知ってるかも……」
「……まさか、彼女が?」
私がさっき受けた違和感を
拓海に伝えた