一年の恋。一年後の恋。
「俺も知らない人ばかりだから、田代さんがついてくれるって。真紀は俺の隣にいてくれるだけでいいから」
『うん、腕組んでもいいの?』
「は?当たり前だから」
ふふふっ。
ちょっと怒る誠も好き
『よかった』
なら大丈夫。
そんな大丈夫も、
気休めでしかない……。
結婚式当日……
私と誠は会場に入り準備をしていた
誠はすでに着替え終わり
私はドレッサーの前に座り
終わるのをただ待つだけ
それを後ろの椅子に座りながら
見てくる誠
『見過ぎだから……』
「ん?可愛い奥さんが更に可愛くなるんだよ?見てたいでしょ?」
誰がいても構わず
サラッと恥ずかしいことを言う誠
私も恥ずかしいし
ヘアメイクをしてくれてるお姉さんも
恥ずかしそうにしていた