一年の恋。一年後の恋。
タオルでガシガシと頭を拭く堤川さん
程よく筋肉がついていて無駄がない
何かスポーツでもしてるのかなと
思うほど、見とれてしまう
……私の好きな身体だ
「……フっ…見過ぎだから」
部屋に響き渡る声で我にかえる
『っ!……ごめんなさい』
っていうか…
何か上に着てくださいよ
裸でウロウロされる私の身にもなれっ!
そう考えていたら
私の目の前に堤川さんの顔があった
『ぎゃっ!!な、なんですか!』
「はははっ、何度も呼んだよ」
『……ごめんなさい』
あー……嫌だ
恥ずかしいわ。顔が熱い。
「謝ってばかりだね」
そう言われ顔を上げると、かなりの至近距離。ちょっと動けば唇が触れてしまう
「……この状況って、唆られる」
えっ………
この状況……
シャワーを浴びたばかりの堤川さん
私が座ってるのは堤川さんが寝るであろうシングルのベット
柔らかい光の照明
多分……私の顔は赤い。