一年の恋。一年後の恋。



『どういうこと?今の女は誰っ!?』


面倒くさそうにしている拓海


「うるせーな、関係ねぇだろ」


『関係ないって、どういうこと?どうせ浮気してたんでしょ?もういいよ。……別れよう』


薄々感付いていた
浮気してるんじゃないかって。
だから、もういい……。


「……はぁ?」



別れようの一言で拓海の声が変わった


「俺と別れる?お前が決めんじゃねーよ」


そう言って私の腕を掴み、部屋の中へと進んでいく

そして、さっきまで女と抱き合っていただろうベットに投げられた


「お前は俺のいうことだけ聞いてればいいんだよっ!」


そう言って、私に覆いかぶさる


『やだっ!やめて!拓海となんかやりたくない!拓海なんか大っ嫌い!』



……動きが止まった
止めてくれる…。そう思った瞬間


「へぇー…。嫌い…か。嫌も好きなうちだ。俺を感じれば、好きになる」


そう言って私の太ももを触れる
ダメ……鳥肌がたった
……気持ち悪い。


抵抗も虚しく
ただ、性のはけ口みたいにコトを済ませる拓海に、もううんざりだった
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