控え目に甘く、想いは直線的
「無視はしていません。要さん、チョコもあるんですけど、食べますか?」
「いや、夕美が食べていいよ」
要さんは私から手を離して、大きく伸びをする。
いらなかったのかな。
私は要さんの分にと持ってきたチョコを開けて、口に入れた。
「美味しいですよ! 要さんも食べたらいいのに……えっ、ん!」
要さんにチョコの美味しさを伝えていたら、頭をぐいっと引き寄せられ、キスをされた。まだ口の中にはチョコが残っている。
そのチョコを味わいたいのか私の口内を要さんは舌でゆっくりとかき回す。チョコの形がどんどん消えていく。口内が熱いのは、チョコの甘みのせいなのか、要さんの舌の熱のせいなのか分からなってきた。
ものすごく恥ずかしい味わい方に口内だけではなくて、体全体が熱くなっていく。
どうしよう。
「んっ、ふっ……」
「うん、うまいな。ごちそうさま」
私から離れた要さんは自分の唇に付着した僅かなチョコを舌で舐める。
その仕草がなんとも色っぽく見えて、私は慌てて目を逸らした。
「夕美もついてる」
「はい? あ……」
「いや、夕美が食べていいよ」
要さんは私から手を離して、大きく伸びをする。
いらなかったのかな。
私は要さんの分にと持ってきたチョコを開けて、口に入れた。
「美味しいですよ! 要さんも食べたらいいのに……えっ、ん!」
要さんにチョコの美味しさを伝えていたら、頭をぐいっと引き寄せられ、キスをされた。まだ口の中にはチョコが残っている。
そのチョコを味わいたいのか私の口内を要さんは舌でゆっくりとかき回す。チョコの形がどんどん消えていく。口内が熱いのは、チョコの甘みのせいなのか、要さんの舌の熱のせいなのか分からなってきた。
ものすごく恥ずかしい味わい方に口内だけではなくて、体全体が熱くなっていく。
どうしよう。
「んっ、ふっ……」
「うん、うまいな。ごちそうさま」
私から離れた要さんは自分の唇に付着した僅かなチョコを舌で舐める。
その仕草がなんとも色っぽく見えて、私は慌てて目を逸らした。
「夕美もついてる」
「はい? あ……」