控え目に甘く、想いは直線的
「大変お待たせ致しました。人事部 野々宮でございます。……申し訳ありません。ただ今、経理課のほうに行っております。……はい、分かりました。失礼致します」
「拓人あて?」
声に振り向くと、応接室とのドアのところに要さんがコーヒーカップを持って立っていた。電話は大石さん宛で監査室からで、戻ったら電話が欲しいと言っていたことを伝える。
「ふうん。で、今夜どうする?」
「あ、お話したいことがあるので、お食事を一緒に出来たらありがたいのですが」
「話? じゃ、とりあえずどこかで食べようか」
「はい、ありがとうございます」
大石さんが終業時間間際に戻ってきたので、明日の予定の確認だけして、今日はみんな定時を10分過ぎたところで退社した。
最終選考は明日の午後から行われる予定となっている。
「拓人あて?」
声に振り向くと、応接室とのドアのところに要さんがコーヒーカップを持って立っていた。電話は大石さん宛で監査室からで、戻ったら電話が欲しいと言っていたことを伝える。
「ふうん。で、今夜どうする?」
「あ、お話したいことがあるので、お食事を一緒に出来たらありがたいのですが」
「話? じゃ、とりあえずどこかで食べようか」
「はい、ありがとうございます」
大石さんが終業時間間際に戻ってきたので、明日の予定の確認だけして、今日はみんな定時を10分過ぎたところで退社した。
最終選考は明日の午後から行われる予定となっている。