控え目に甘く、想いは直線的
でも、今は婚約者ひと筋だというから驚きだ。人間、落ち着くときには落ち着くものなのだろうか。学生のときの涼さんからは全然想像出来ない。
「涼さんはルールを守っているんですよね?」
「それはお互いどうだか分からないけど、守っていると思うよ。昔から家に女の子を連れて来ないやつだったからね」
家には連れていかないというのも涼さんなりのルールで、本気で付き合っていない証拠のようだ。
そんな遊んでばかりの涼さんが結婚を決めたというのだから、美月さんを本気で好きになったに違いない。でも、付き合い始めて短いと思われるのにもう結婚を決めるとはすごい。
それほど好きだということ。
「実はあの二人、一度別れているんだよ」
「そうだったんですか? 前に付き合っていたのはいつですか?」
「高校のときだったかな。一年くらい付き合っていたし、俺の知る限りでは家に連れてきた子は美月ちゃんだけだったよ」
家に連れていったというなら、その頃の涼さんも本気で美月さんを好きだったはず。何が原因かは分からないけど、本気で好きでも別れてしまうのだから、恋愛は難しい。
「涼さんはルールを守っているんですよね?」
「それはお互いどうだか分からないけど、守っていると思うよ。昔から家に女の子を連れて来ないやつだったからね」
家には連れていかないというのも涼さんなりのルールで、本気で付き合っていない証拠のようだ。
そんな遊んでばかりの涼さんが結婚を決めたというのだから、美月さんを本気で好きになったに違いない。でも、付き合い始めて短いと思われるのにもう結婚を決めるとはすごい。
それほど好きだということ。
「実はあの二人、一度別れているんだよ」
「そうだったんですか? 前に付き合っていたのはいつですか?」
「高校のときだったかな。一年くらい付き合っていたし、俺の知る限りでは家に連れてきた子は美月ちゃんだけだったよ」
家に連れていったというなら、その頃の涼さんも本気で美月さんを好きだったはず。何が原因かは分からないけど、本気で好きでも別れてしまうのだから、恋愛は難しい。