お嬢様だと思ってナメんじゃねぇよ!!
ドンッ
誰かとぶつかってしまった。
『すみません!』
謝って顔を上げると
そこにはいかにもガラが悪そうな男5人がいた。
あー…最悪だ…
すぐ頭にその文字が浮かんだ。
「いてーんだけど?お嬢さん」
『あの、本当にすみませんでした』
私、謝ってますよ。
本当は倒してこの場をさりたいけど、
有栖女学院しか着ていないような制服着てるし、
有栖女学院の名前を汚すわけにはいかないから。
殴りたい思いを押し殺して、
ガラ悪ファイブを見る。