青い春

０ 怠惰

１　「はあ。」とため息をつき、賑やかな通学路を歩く。人が多人数で騒いでいるのなんて煩わしくてやってられない、と心のなかで考えてた。
　俺の名前は孝人(たかと)。中学二年生である。部活はやっていないが運動は得意、成績も良い方で普通なら何一つ将来困ることはない。が、毎朝通学路でワイワイやってる奴等を見るとああ、帰ろうかなと考えたりもするのである。
　教室につくと「おはよー！」と大勢の人が声をかけ、寄ってくるのである。そして、色々な話を持ちかけてきたり他の人の事をネタとして話しかけてくるのである。
俺はそれに対して明るく対応し一緒に笑ったりしているのである。
　授業中は先生をからかったり面白いことを言ったりして盛り上げている。
　けどそれはあくまで表の顔、裏ではそんなことくだらないと考えているのだがそれには理由と呼べるかわからないがそれっぽいものがあった。