雨も好き。
屋台に到着。

りんご飴だ!

直行するが、翔ちゃんには良さが全くわからないらしい。
隣でイカ焼きを買っている。
案外じじくさい。
言うと、コツンと頭を小突かれる。

自分の意思とは反して、顔がみるみる赤くなる。反応しすぎだってば!

「おおおお手洗い行くね!」

とりあえず、一旦落ち着こう。

そう思って近くのお手洗いに向かう。
すると─

どんっ!

慌てて離れると、相手の服にりんご飴をつけてしまっているようだった。

「すっ、すみません!」
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