雨も好き。
瑛星。
「おはよーさん。」
だるそうに教室に入ってくる。
「よう夏海、お前課題終わったのかよ。」
あれ?普通だなこいつ。まあいい、夏海様はいま機嫌がよろしいのよ。
「終わってるし?」
得意げに答える。
泡吹いて倒れるかと思ったら
「おう、そりゃよかったな。見せろ。」
は?
「...りんご飴とるの、大変だったなぁ。」
こいつ!!
「しょうがないなぁ...提出までに返してよね?」
「お、サンキュー♪」
そう言ってあたしのワークを持っていく。
そして開いた瑛星のワークは─
「あんたなにそれ!真っ白じゃん!!」
ありえない。それはいくらなんでもありえない。
「だから借りてるんだろ?」
当たり前といっちゃ当たり前だが、瑛星のワークが埋まることなく提出の時間が来た。
「やっぱ無理だったか...」
むりだよ!それはさすがに!
瑛星は渋々ワークを返した。かと思うと、
「...瑛星?離してくれる?」
ワークからなかなか手が外れない。
そして、ぐいっと引っ張られる。
「放課後、教えろ。はいかyes、どっち?」
それ、二択になってませんが。
しかし、答えなければ離さないと無言の圧力。こうしている間にも提出は進む。
「わかったよ。」
はいかyesで答えなかったのは、責めてもの抵抗だ。
そんなことも気にせず瑛星は満足げ。
くっそー。
そしてあたしはとぼとぼと提出しに行った。
「おはよーさん。」
だるそうに教室に入ってくる。
「よう夏海、お前課題終わったのかよ。」
あれ?普通だなこいつ。まあいい、夏海様はいま機嫌がよろしいのよ。
「終わってるし?」
得意げに答える。
泡吹いて倒れるかと思ったら
「おう、そりゃよかったな。見せろ。」
は?
「...りんご飴とるの、大変だったなぁ。」
こいつ!!
「しょうがないなぁ...提出までに返してよね?」
「お、サンキュー♪」
そう言ってあたしのワークを持っていく。
そして開いた瑛星のワークは─
「あんたなにそれ!真っ白じゃん!!」
ありえない。それはいくらなんでもありえない。
「だから借りてるんだろ?」
当たり前といっちゃ当たり前だが、瑛星のワークが埋まることなく提出の時間が来た。
「やっぱ無理だったか...」
むりだよ!それはさすがに!
瑛星は渋々ワークを返した。かと思うと、
「...瑛星?離してくれる?」
ワークからなかなか手が外れない。
そして、ぐいっと引っ張られる。
「放課後、教えろ。はいかyes、どっち?」
それ、二択になってませんが。
しかし、答えなければ離さないと無言の圧力。こうしている間にも提出は進む。
「わかったよ。」
はいかyesで答えなかったのは、責めてもの抵抗だ。
そんなことも気にせず瑛星は満足げ。
くっそー。
そしてあたしはとぼとぼと提出しに行った。