雨も好き。
とにかく、2人に聞かなければ。

「古賀くん、それほんと?」

やはり聞き返してしまう。

「本当だろうね。なっちゃんが告白して、瑛星が....キス...してた。

キスってことはまだ返事はしてないとか、そういう屁理屈はなしでしょう?」

辛いことを二度も言わせてしまった。

夏海に、瑛星に、会いたい。

この場で問いただしてやりたい。

「ごめん、古賀くん。あいつらバカで。」

きっと、どこかでなにか、すれ違っている。

それは、明日が来なければわからないことだった。
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