雨も好き。
「いいわけ...ない。」

そう小さく呟いた。

そして、後ろを振り向いて

「ありがとう!」

そう言って、屋上を飛び出し駆け出した。

階段を駆け下りて、廊下も全力ダッシュ...といきたいところだったが、途中で風紀委員や面倒な先生につかまったら昼休みが終わってしまう。

駆け出したい気持ちを抑えて、急ぎ足でなっちゃんの教室へ向かった。
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