紅い瞳の男の子


「俺におはようは?」


…と。拗ねた様子で催促する夏目。


「十羽ちゃーん」



布団の上でゴロゴロと動くヨルさん。



「…はよう…」


ボソリと呟くように挨拶した。


「よろしい」


そう言って、頭を撫ぜてくれた。



「夏目…何歳?」


布団から出た夏目に問いてみた。


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