紅い瞳の男の子



そして私は車に乗せられた。


「何で…どうして!?今さら何!!私もう、二十一だよ…」


「母さんも父さんも居ない今、俺がトワを面倒みる。お前、お見合いしろ」


頭が真っ白。なんで…だろ。嫌だよ……夏目ぇ…。


「幸いにも俺達、金持ちらしいから、相手なんかスグ…」


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