紅い瞳の男の子



あの日を境にして、戒斗君は毎日来るようになった。


夏目が学校に行ってる間、面白い話や、昔の話をしてくれてる。


「小学校の運動会なんか、アイツ、断トツな運動神経の持ち主で、まいったんだよー」



「…フフ…夏目らしいじゃない。勝気な所、変わってないのね」



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