紅い瞳の男の子




「トワ、ペットみてぇ…」


くすくす、と笑いながら、ヨルさんと私をお風呂に入れる。


…もっ、もちろん、泡風呂に入って髪洗ってもらう程度だけど。



「はにー」



意味の分からない声をあげると、ニコリとして泡を流す。



「人間ペットだな…」


この夜は、今までで一番良く、眠りについた。



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