三角関係
雫がみんなのほうをむきなおると
女子全員が乙女の顔をしてこっちをみていた
好奇心旺盛で私を羨ましがってる
雫はもう慣れてるから気にしなかった
「いいなぁ雫
寺沢君と蓮君とあんなに親しくできる人雫ぐらいしかいないよ」
「あんなかっこいい2人が幼馴染みだったら毎日パラダイスでしょ」
「ないないない
それはない
それにみたでしょ?蓮
幼馴染みなんてあんな扱いだよ」
雫は愚痴をこぼした
「それがいいんだって~!!!」
みんながその言葉を一斉に言った瞬間
キーンコーンカーンコーン
「はいはい予鈴鳴りましたよ、席に戻ってください」
ちょうどいいタイミングでチャイムが鳴ってくれたおかげで雫はこれ以上拷問をうけずにすんだ
「はぁ~い」
みんなは雫と亜弥の席から離れていった