浅葱色の君へ
非常事態には慣れてません
さ「っ…いたたああ」
私が目を覚ますと
そこはロビーでもなく
保健室でもなく
古びた神社の鳥居の前に尻餅をついていた
なんでだろう、すごく違和感がある
だって私はただ普通にドアを開けただけ
それなのに今目の前にあるのは神社だし
ほんとにおかしい
夢なら覚めて欲しいのだけど、
でも、これは紛れもない現実で
さ「…ほっぺつねっても痛いし」
じゃあ皆は何処に行っちゃったの?!
ちーちゃんは?!クラスメイト達は?!
もしかして私1人だけ変な所に来ちゃったの?!
どうしよう、
どうしたらいいんだろう