おにぃちゃんが守ってあげるよ

2

和哉サイド

和「太にぃ、呼んだ~??」

さっきスマホで太にぃから連絡があった。
ちょっと健太の部屋来てって。
リビングに来れないくらい手がはなせないのかな~??



健「ゲホゲホ・・・・ん、和哉だ。」

和「あらら。こんなに顔赤くして・・。」


太「ちょっと和いい?」

太にぃに呼ばれて健にぃと離れたところへ行った。


太「熱も高いから解熱剤入れたいんだけど

  手伝ってもらっていい?」

和「うん、おっけ。

  じゃあ、俺がやるね。」


太「ありがと。」


俺が点滴を、太にぃが健にぃを固定することになった。





健「太にぃ・・・やだ・・・」


太「大丈夫だから。和、うまいし。」


健「やらなくてもいいよ・・。」




実は雛だけじゃないの、病院嫌い。



俺ら3人も苦手なんだよ、医者のくせに。(笑)

まぁ、雛ほどではないけどさ。

俺と太にぃは内科・小児科だからまだ慣れてるっちゃ慣れてるけど、

健にぃは歯医者だからね。



和「太にぃ、準備できたよ~」


太「は~い。じゃあ健太腕まくるよ~」


健「あっ、ちょっとタイムタイム!!」


和「タイムはなしだよ、健にぃ~(笑)」


太「そうそう。嫌なことは早く終わらせるのが一番。」


和「ちょっとチクってするからね~・・・」



健にぃやるよ~。ごめんね・・・



健「わっ!ちょ、和・・ん"!!痛ってーー」


和「はい、おしまい。

  これで大丈夫だと思うよ~^^」


健「はぁ~。もう、痛いよ和!!」


和「ごめんごめん。

  でも、早く治さないと雛に会えないよ~?」


健「うっ・・・。そうだね・・。

  よし、もう寝る!早く治す!!!!」


太「ははっ^^そうだな」


もう、熱があるのにこんなテンション高いなんて・・(笑)

健にぃらしいや^^
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