【同性愛】それでも好き
かすみ草
「今日の体育、先生休みだから体育館で自由だって」
体育委員のケンジにそう知らされ教室が一気に盛り上がる。
これからお祭りでも始まりそうな勢いだ。
「龍、バスケしようぜ!反面は使っていいらしいからさ!」
「うん!昼飯のパン、勝負な?」
「絶対負けないな~俺」
俺の通う学校は男子校ではないけど、女子は割合少ない。
入学した年にちょうど共学になったばだから、まだまだ女子生徒は募集中~!
着替え終え、体育館に向かう。
青いジャージを巻くり上げ、半パンのようにするとなんとも涼しい~
その格好を見たケンジはクスクス笑った。
「そんなんするなら、半パンはけよ!バスケしてっと、絶対ズレんぞ?」
「忘れたんだって…。てか、無くしたんだけど」
「お前なー、買えよ!まだ一年も経ってないのにもったいないって」
「無くなったんだからしゃーねーだろ?」
ケンジは、入学してすぐに仲良くなった。
話も合うし、何より一緒にいて楽しい!