【同性愛】それでも好き
可愛い顔からは想像できない強い力で教室に連れて行かれた。
トビラとガラっと開けると、教室から黒い視線が…
「ヒー、そいつ誰?」
教室の真ん中で黒髪のかっこいい男が俺を睨む。
「友達~!龍だよ」
「あ、虻川龍です」
ペコリと頭を下げると、すぐに向日葵に引っ張られみんなの集まる場所へと連れて行かれた。
「なっちゃんも仲良くしてね」
黒髪の子はどうやらなっちゃんと言うらしい…つか、視線が痛い!
「なんでそんなにくっついてんの?」
「え?」
言われて思い出した!
そうだ!俺…コイツに腕抱かれてるんだ~!!
慌てて引き離そうとすると、イヤーと言って離してくれない…
「逃げるつもりだろ!離さないぞー!」
「離せって!離してくれよ…」