【同性愛】それでも好き


「好きになったのが、ただ男なだけじゃんか!」



走り去っていった…


向日葵が鳴きながら、走り去っていった…



いなくなって思うんだ…



こんなにも好きなのに、どうして俺は傷つけるようなことを言ってしまったんだろうって…




布団に散らばったかすみ草を一本一本拾っていると不思議と空から雨が降ってきた。
小さな花に雫が落ちて揺れる…


「っ…俺だって、好きだよ」



届かない気持ちは、涙と一緒に流れ去ってしまう



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