【同性愛】それでも好き

「龍ちゃん!まじめにやれよ~負けるぞ~」

「うっせー!お前は黙ってろ!」

 ケイに怒鳴ると、急いでボールを取りに行く。
 転がったのはまたアイツがいる所だ…


 内心俺はラッキーとか思っちゃったりした


「ごめん、また転がっちゃった…」

 ニコニコ笑いながら近寄ると、アイツは立ち上がりボールを俺に力強く投げてきた。

「うっ!」

 思わず息がボンっと飛び出るぐらい強い衝動…


「俺ばっか見てると負けるぞ!3ポイント、入れろよ」

「え?」


 前を見るとずっげー笑顔で、すっげー可愛いくて…

―ドキューン!

って、音がした気がするくらい俺のハートにソイツは矢を飛ばしてきた。



「頑張って!」


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